青春漂流
- 2021年11月02日
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先日、立花隆さんがお亡くなりになられました。
私は立花さんの「青春漂流」という本が好きで今でも時々本棚から引っ張り出しては読みます。
この本はずいぶん前に古本屋で購入したのですが、読み進めていきますと書き込みが…。
「あらゆる失敗の可能性を前にして足がすくんでしまった青年」の部分に
下線が引いてあって
「雄君はどうかなァ?」と書いてあります。
さらに読み進めていきますと、最後に、
「雄君少しづつでも 最後まで読んで! 考えながら 母より」
文面からは息子さんへのメッセージかと思われます。
この雄君はどんな状況だったのでしょう。
新しい学生生活が始まるのか、社会人生活が始まるのか。
はたまた引きこもりなのか。
想像が膨らみます。
雄君にメッセージは届いたのでしょうか。
古本屋でこの本を私が手にしたということは、おそらく雄君にはこの気持ちは届かなかったのでしょう。
少し切なさが残ります。
ですが少なくとも梅田くんには届きましたのでご安心ください。