蜂窩織炎
- 2019年04月26日
- カテゴリー:症例
高校生野球部の男の子。
1か月ほど前に下腿部に自打球を受け、その後腫れは引いたものの
3日ほど前から今度は外傷なく同じところが腫れてきたとのこと
2日ほどは38℃を超える熱があり、病院でPCR検査を行い陰性。
その時は足のけがには触れず。
患部見てみると発赤と熱感があり腫脹もかなりある。
鼠径リンパも腫れている。
これは打撲ではないな。
近隣病院に紹介させていただきました。
診断の結果、下腿部蜂窩織炎。
切開、排膿、抗生物質の投与にて経過観察。
外傷後の弱った部分に菌が入ってなったものと思われます。
部活動も活発になってきており、厳しい練習により抵抗力が落ちていたことも要因の一つかと思われます。
整骨院ではケガと思って来院されてもそうではない事例がたくさんあります。
そのあたりを見極め判断することも柔道整復師の技量の一つだと考えております。